【SVダブルS2】神速逃げ切り"スシ"ターズ【最終88位R2005】

おはこんハロチャオ〜、やきいもです。

今回は、SVのランクバトルシーズン2ダブルにおいて最終88位・レート2005で終えることができたので、使った構築について紹介していこうと思います。

 

 

 

構築経緯

S1の結果を受け、上位勢は大体「ヘイラッシャ・シャリタツ(以下寿司)」を使っていることがわかったのでとりあえず自分も使ってみることにしました。「自分で使ってるうちに弱点とかわかってくるやろ〜」とか思いながら使っていたら思いのほか手に馴染んだので、S2はこのまま寿司と心中することにしました。型については、構築を組み始めた時に環境に増えていた毒菱マスカーニャやキラフロルに対して強く出られるようそれぞれ眠るとラムのみを持たせました。(終盤になるにつれて毒菱の数が減ったため型変更の余地はありましたが、不慣れな型でシーズン終盤を戦うのは自分の技量的にも厳しいと判断しました)

取り巻きのポケモンに関しては、まず寿司対策としてよく選出されるマスカーニャに対して強く出られるウインディカイリューを採用しました。ウルガモスではなくウインディを選択した理由は個体解説の方に書きます。

最後の2枠については、様々なポケモンを使用していたがどれもしっくり来ませんでした。しかし、1月に参加した対戦オフ「あいオフ」で寿司+イッカネズミサーフゴーが活躍していたため試しに使ってみたところ、フレガやこの指によるサポート性能の高さと高威力の全体技による削りが非常に強力であると感じたためそのまま採用しました。

これでもキツいポケモンはやはり存在しましたが、今まで自分が使った寿司構築で1番使いやすく強いと感じたためこの6匹で構築完成としました。

 

 

個体解説

ヘイラッシャ@たべのこし

テラスタイプ:ひこう

特性:てんねん

性格:ようき

実数値:226(4)-121(4)-152(132)-×-105(156)-90(212+)

技:ウェーブタックル ボディプレス ねむる まもる

調整:無振りサザンドラを+2ボディプレスで確定、+2で最速イッカネズミ抜き

 

構築の軸。「初手の2体で残数有利をとり寿司で詰めて勝つ」というプランが強いと感じていたので耐久を重視し、寿司以外の4体では少し対処が難しい「コノヨザル+イッカネズミ」に対して一方的に上から展開されないように素早さを上げました。テラスタイプはマスカーニャのトリックフラワーを半減にできじわれを無効化できるひこうを選択しました。

ボディプレスはあまり採用している人が少ない技ですが、耐久振りでありながら高威力を出せる点やテラスタルを使わなくても水技が通らない相手に打てる点が強いと感じました。また、ねむるは状態異常から回復できるだけでなくミラーでのTODに強くなれるのが非常に強力でした。

 

シャリタツ@ラムのみ

テラスタイプ:フェアリー

特性:しれいとう

性格:ずぶとい

実数値:143-×-115(196+)-169(228)-115-113(84)

技:りゅうせいぐん りゅうのはどう だくりゅう まもる

調整:特化カイリューの鉢巻テラスしんそく耐え、最速50族抜き

 

2/15追記

性格:ひかえめ

実数値:159(124)-×-104(188)-169(108)-116(4)-113(84)

の方が配分効率がいいため上記の調整よりこれで使った方がいいです。

 

 

影の立役者。毒寿司に負けたくなかったのでラムのみを持たせ、思い切って耐久にガッツリ振ってみました。ここまでBを上げると無振りヘイラッシャの+2いっちょうあがりを割といい乱数で耐えたりします(耐えて1試合拾った)。テラスタイプはラス1シャリタツミラーになった時に勝てるようにフェアリーを選択しました。姿に関してはいっちょうあがりによるS上昇の圧をかけられればいいな〜ぐらいの気持ちで黄色にしました。見た目は3種類の中で1番好きです。

ラムのみが発動していない状態だと相手はこだわりスカーフを警戒せざるを得ないため、不意のまもるが読まれにくく強かったです。また、あくびに対してもラムのみが有効に働くので、毒菱が減った終盤でも発動機会は少なくなかったです。

 

ウインディ@いのちのたま

テラスタイプ:あく

特性:もらいび

性格:いじっぱり

実数値:175(76)-178(252+)-100-×-100-138(180)

技:フレアドライブ しんそく かみくだく まもる

調整:少しでもしんそくのリーチを伸ばしたいのでA特化、準速サーフゴー抜き抜き

 

対グレンアルマイエッサン最終兵器。最初はこの枠がむしのていこう持ちのウルガモスだったのですが、相手への能力デバフが裏のヘイラッシャのてんねんと噛み合わない点とだんだん数を増やしていた弱点保険グレンアルマにダメージレースで押し負けてしまう点が気になったので、サイコシードのD上昇を無視して物理で殴れるあくテラスウインディに変更しました。グレンアルマイエッサン以外の構築に対しても、しんそくで削り残しを倒して残数有利が取りやすくヘイラッシャで詰めるのが容易になるというメリットがあり、いろんな相手に出すことができます。

最終日1週間前までは汎用性を重視していかくで使っていたのですが、ドドゲザンやコノヨザルのまけんきを踏んでしまって負ける試合が多かったのもあり、よりグレンアルマ系統に強くなれるもらいびに変更しました。実際、最終日はいかくなら勝てていた試合よりもいかくじゃないから勝てた試合の方が多かったのでこの選択は正解だったと思います。

 

カイリューとつげきチョッキ

テラスタイプ:ノーマル

特性:マルチスケイル

性格:いじっぱり

実数値:183(132)-204(252+)-115-×-120-116(124)

技:しんそく アイススピナー けたぐり いわなだれ

調整:少しでもしんそくのリーチを伸ばしたいのでA特化、少しSを上げているHAカイリューの上から動けるように気持ちちょっと速め

 

先発要員兼スイーパー。とつげきチョッキ+マルチスケイルでグレンアルマのワイドフォースを最小限のダメージに抑えながらアイススピナーでフィールドを破壊することができます。主にウインディと先発に出して残数有利をとったり、後述のイッカネズミ+サーフゴーで場を荒らしてからしんそくでスイープするのがシンプルながら強かったです。

技構成に関しては、なるべく多くのポケモンに対して有効打を持ちつつ寿司ミラーで取り巻きに採用されていることの多いポケモンに勝てるように意識しました(マスカーニャカイリューウルガモス、ドドゲザンなど)。サーフゴーを触れないのが少し気になったのでじだんだやほのおのパンチを入れてみてもいいかもしれません。

 

イッカネズミ@ゴツゴツメット

テラスタイプ:ゴースト

特性:フレンドガード

性格:わんぱく

実数値:181(252)-96(4)-125(188+)-×-100(36)-135(28)

技:いかりのまえば フェイント このゆびとまれ まもる

調整:特化サーフゴーの眼鏡ゴールドラッシュ(ダブルダメ)を最高乱数以外耐え、同系統のイッカネズミ意識で少しだけS振り、できるだけB高め

 

サポート要員。8世代以前のピッピと違って自分も攻撃に参加できるのが強いと感じました。あまりこのポケモンにはテラスタルを使いませんでしたが、テラスタイプはねこだまししんそくを無効化できるゴーストにしています。

この構築はウインディ以外このポケモンより遅いため、いかりのまえば+攻撃技という流れを作って残数有利を取りやすくなっています。最終日はいかりのまえばを全部当ててくれました、神。

 

サーフゴー@こだわりメガネ

テラスタイプ:はがね

特性:おうごんのからだ

性格:ひかえめ

実数値:181(148)-×-116(4)-203(252+)-112(4)-117(100)

技:ゴールドラッシュ シャドーボール 10まんボルト パワージェム

調整:C特化、同系統意識で気持ちちょっと速め

 

シャリタツを除けば構築で唯一の特殊アタッカー。イッカネズミでサポートしながらゴールドラッシュを打っているだけで強かったです。テラスタイプは少しでもダメージレースで優位に立てるようにはがねを選択しましたが、このゆびとまれで防げないねっぷうやじしんに耐性をつけるためにみずにしても良かったと思います。

 

 

選出

基本選出

先発...+or+

後発...+or+

「先発の2体で暴れてから寿司で詰める」か「イッカネズミサーフゴーで暴れてからウインディカイリューしんそくで締めにいく」という勝ちプランを通すことを目指します。

 

対寿司

先発...+

後発...+

前の2体で寿司以外の2体を倒してからこちらの寿司を着地させてTODで"逃げ切り"ます。逆に先に前の2体を失うとキツいのでできる限り残数を残す立ち回りをします。また、相手のヘイラッシャにじわれがあるとTODで負けてしまう危険があるのでなるべくテラスタルはヘイラッシャに残したいです。

 

対コノヨザルイッカネズミ

先発...+

後発...+

サーフゴーでコノヨザルを裏のヘイラッシャの圏内に押し込みつつ横のポケモンをなるべく倒して数で押していきます。ヤミカラスが同居しているタイプだとくろいきりで能力をリセットされながらふんどのこぶしで殴られるので少し厳しいです。

 

対グレンアルマイエッサン

先発...+

後発...+or

ウインディにテラスタルを切りながらかみくだくとアイススピナーで一気に攻めます。フィールドを剥がしてしまえばしんそくが通るようになるのでトリルを無視しながらしんそくで削りを入れてヘイラッシャでとどめを刺しにいきます。

 

 

戦績

ランクバトル・ダブルバトルシーズン2

TN むらさきいも 最終88位・レート2005.976

TN Garnet Star 最終103位・レート1999.074

 

 

終わりに

剣盾では達成することができなかった最終2桁と自身初となるレート2000を同時に達成することができ素直に嬉しいです。今シーズンは中盤あたりから2桁を維持できており「もしかしたら今月は勝てるかも」と思い構築を改良し続けていましたがそれが功を奏したのかなと思います。SVもまだまだ始まったばかりでこれからなので今後開催されるであろうインターネット大会やJCS予選でもしっかり勝っていけるように取り組んでいきたいです。

余談ですが、構築名は「残数有利をとって逃げ切る」という構築コンセプトに基づいて"とあるユニット名"から取りました(詳しくは検索してみてください)。ミホノブルボンだけまだ所持していないので早く来てくれるといいのですが...

拙い文章ではありますがここまで読んでいただきありがとうございました!